2018.9月よりマンション管理士顧問業務以外に既存木造住宅の省エネ改修コンサルタントを開始。自宅兼事務所は中軽井沢から徒歩15分の所にあります。
<既存建物概要>
在来工法木造2階建て
建築面積 99.4㎡
延床面積132.5㎡
築年数 53年
<断熱改修仕様>
屋根裏天井(桁上断熱)グラスウールブローイング10K 400mm
下屋天井裏 高性能グラスウール16K 350mm
外壁 高性能グラスウール16K 105mm+付加断熱16k105mm
土間下 防蟻剤入り断熱材(パフォ-ムガード)100mm
外周基礎壁廻り 同上厚100mm
開口部 YKKAPW-430 、lowEペアガラス入(南面引違窓のみ)
壁・天井内装材下地 防湿気密シート張り込み
換気設備 第1種熱交換型換気システム
「インヴエンターせせらぎ」4台配置。
<断熱気密性能>
UA値=0.56W/㎡ :換気以外の外壁・床・天井・屋根・窓を貫通して逃げる熱を
外皮面積で割った数値
Q値=1.0W/:壁・床・天井・屋根・窓を貫通して逃げる熱を延床面積
で割った数値
C値=0.97㎠/㎡ :外壁や屋根、床面にある隙間面積を延床面積で割った数値
<耐震診断と補強>
構造事務所による許容応力度法にて耐震性能を確認
1階及び2階直下基礎 :鉄筋コンクリート基礎増打
1階基礎外部側 :炭素繊維張りによるせん断補強および入隅部にCFアンカー打込み
外壁:構造用ダイライト9mm全面張り補強
既存木部腐朽部交換、筋違追加、2階屋根構面に方杖新設。
緊結金物見直しと交換。以上により現行耐震基準をクリア。
⇒写真は
旧東ドイツのベルリンにある世界遺産となった集合住宅
鉄筋コンクリート造や木造建物は、手入れをすれば100年以上の耐用年数を確保することが出来ます。
長期修繕計画の見直しをされていますか?
マンションの適切な維持管理には長期修繕計画は欠かせないものです。こちらでは新規作成や見直し業務を行っています。